ワールドアルコールリポート 

シンガポール在住の酔っ払いのブログです。

香港のモルトバー① Club Qing

とっても今更感がありますが、香港のモルトバーといえばClub Qingが有名です。もともとレストランだったそうですが、地区の再開発と共に場所を移してウイスキーバーとして再生を果たしています。

ちなみに読み方はクラブチン。チンは慶。慶はマンダリンで祝い事を意味するとのこと。

 

 

場所は香港バーシーンの中心、蘭桂坊(ランカイフォン)のど真ん中。電車で行く場合は中環(セントラル)から歩いて5分程度ですが、雑居ビルの上にあり若干見つけにくいので、要注意です。え、こんなビル、って感じの古びた建物内にありますが、勇気をもって進みましょう。

ビルの10階へ進むと、外の喧騒とはうってかわってなんとも静かで綺麗なモルトバー。こちらはオールドボトルもそろっていますが、やはり旅行客としてはプライベートボトルを飲みたいところ。

とううことで、いつものようにこちらで飲めるボトルを少しだけご紹介いたします。

リンクウッド Linkwood 1989-2017 for HK Whisky Bars

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 ホグスヘッド、45.7%。

Nose 

すぐに鮮烈なフルーティーさ、青リンゴ、洋梨。有塩バター、バニラ、焼いたマシュマロ。

Taste

蜂蜜やトーストした麦芽の甘味。フレッシュな青りんご。余韻にかけてスパイシーさや、柑橘系フルーツのヒント。

Rating

Excellent!

香港の有名モルトバーClub Qing、Ginger、Nocturne、そしてButlerによるジョイントボトル。理由は分からないがホグスヘッドにして総ボトリング数60本とかなり少ない。

リンクウッドは飲み始めの頃から結構好きで色々と飲んできましたが、これはその中でも抜群。とにかくフルーティで、ふくよかな麦の甘味が素晴らしいです。

 

 クラガンモア Cragganmore 1989-2017 Club Qing and The Mash Tun

Cragganmore 1989-2017 The Mash Tun Club Qing

 シェリーカスク、 48.7%。

Nose

りんご、トーストしたパン、チョコレート、杏仁豆腐、ほんのりとピート。

Taste

アルコールの刺激を感じない、熟成感がある優しい味わい。アプリコットジャムのような濃縮された甘酸っぱさとココナッツミルクのようなクリーミーさが絶妙。

Rating

Very Good

こちらのボトルは東京マッシュタンとのジョイントボトル。流石にうまい。樽感が強すぎず、ネガティブさが皆無で綺麗な要素だけ良く出ています。クラガンモアはオフィシャルぐらいしか飲んだことがなかったので、このボトルを機に色々と試してみようと思うようになりました。またラベルも可愛いので欲しかったのですが、既に完売とのこと。残念。ちなみに前述のリンクウッドは残っている訳がないので聞いてもいません。

 

ボウモア Bowmore 2001-2017 Old Particular for Shinanoya and Club Qing

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リフィルバット、55.6%

Nose

スモークチーズ、梅酒のような酸味。

Taste

ウッディ、フルーティ。ライムやグレープフルーツの酸味と苦みのあるフルーツ。塩気のあるピーティーさ。

Rating
Good

こちらは信濃屋とのジョイントボトル。信濃屋の宣伝文句ほどトロピカルフルーツは感じられないが、香り、味わい共に甘酸っぱさが出ており、時間経過とともに変化しそうな気配もある。このボトルはまだ購入できましたが、決済は現金のみです。

 

 

 

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スターウォールド ワインカスク Starward Wine Cask

こちらはオーストラリアのシングルモルトで、普通であればここでオーダーすることはまず無いのですが、以前中野サウスパークで知り合ったオーストラリア人ウイスキーブロガーWhiskNickのことを話したら、彼とオーナーは友達らしく、流れで頂くことになりました。

モルト好きってどの国にいってもモルトバーへ行くから、意外と接点があって面白いですよね。

ちなみに、これストロベリーや黒すぐり、アメリカンチェリーといった赤いフルーツの要素がでていて美味しかったです。

 

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Caolila 2006-2017 Club Qing

他にも数種類プライベートボトルがあるので、まず1回目の来店時にはそれらを試すのがお勧めです。どれもハズレ無し。それなりに広いキャパありますが、カウンターは席数が少ないので、早い時間の来店がお勧めです。

価格については、香港って税金が無い代わりに家賃が超高いので、意外とバーの価格設定は高く、銀座並程度と思っていたほうが良いのですが、こちらは極めてリーズナブル。日本でもシンガポールでもそうですが、昔の安い時代にボトルを収集できていた人たちのモルトバーは本当に欲がなくて、頭が下がります。だからこそ各地域のみならず世界的に有名になるんでしょうが、それにしてもありがたいことです。

 

以上、ご存知Club Qing、やっぱり良いモルトバーなので香港へ行く機会があれば是非にと思います。

 

番外*香港はバー激戦区!

ランカイフォンはバー激戦区。付近には色々と良いお店がそろっています。前回記事にした2018年アジア5位のオールドマンは、ここから坂を駆け上って10分強といったところ。あんまり飲み過ぎると厳しい登山になるので要注意。

 

www.whiskyuki.com

モルトバーに限って言うと、Gingerが徒歩圏にあり、 日本人バーテンダーのいるButlerは海を挟んで反対側の九龍サイドになります。他にも日本人がやっている素晴らしいバーがいくつもありますので、いつかお香港バーホッピングプランとして記事を書きたいと思います。