ワールドアルコールリポート 

シンガポール在住の酔っ払いのブログです。

ポートエレン 1983-2016 35年 オールドアライアンス

Port Ellen 1983-2016 The Auld Allience

アルコール度数54%。

Nose

若いアイラのような鮮烈なピート。焚火、ヨウ素をたっぷり感じ、牡蠣や海藻、磯の香りに満ちている。奥からレモンやライムといった酸味のある柑橘。

Taste

少しオイリー、バニラ、グレープフルーツ、口いっぱいに広がる潮気とスモーク。アクセントにミントか、コリアンダーか、スパイスを感じる。非常に長い、海岸に佇んでいるような余韻。

Rating

Ecellent‼

 

閉鎖蒸留所の中でも特に人気のあるポートエレン。その閉鎖した1983年蒸留の、オールドアライアンス、プライベートボトル。

まずクリーンでフレッシュ、そして力強いピート感に驚かされる。スモーク感よりもヨウ素的な潮気に比重を置いたピーティーさで、35年という年月を感じさせない。味わいにも雑味がなく、潮気が押し寄せ、酸味のあるフルーツと合わさりこれがまた、うまい・・・

白ワインぐらいの淡い色合いで、リフィルカスク、ともすればサード以降であると思われ、樽感は抑えられていて、ダイレクトにポートエレンを感じることができました。

これまでポートエレンを飲んだことは1度だけ、6年ほど前に行きつけのカレー屋で頂いたもので、当時は記録をつけて飲むようなことはしておらず、今となっては味わいについて全く覚えていません。そういう意味では今回が初めてといっても良いポートエレンでしたが、良い意味で期待を裏切る素晴らしい出来でした。

結局もう無いから高いだけと思っていたのですが、数ある閉鎖蒸留所の中でも人気のある理由は、やはり美味しいということが分かりました。(サンプル数1.5ぐらいですが)

 

そんな幻の蒸留所もディアジオ社によって蒸留再開が発表されました

市場に出回るのは数年から10年後ぐらいになってしまうのかもしれませんが、再開後の若いポートエレンが現存する並み居るアイラの強豪達にどうやって立ち向かっていくのか、どういったポジションをとっていくのか今から楽しみであります。

 

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こちらが2012年に飲んだポートエレン。流石に当時のスマホで暗いところは厳しいですね。なぜカレー屋でポートエレンか、ということについては、またいつか記事にしたいと思います。